生理不順について

生理不順について

月経周期は個人差があります。
通常25~35日が一般的な生理周期といわれており、生理の出血期間は3~7日間くらいあります。
生理周期が安定しない、月に何度も生理が来る、あるいは40日間来なかったり・半年ぐらいなかったり、これらはいずれも生理不順といえます。
生理不順は、ホルモンの異常や乱れによって起きる場合もありますが、ストレス・過労・冷え・ダイエット・かぜなど様々な要因によっても生理不順は起きます。

■稀発月経
 月経の周期が長く、間隔が39日以上あくことを「稀発月経」といいます。
 過小月経と合併して起こることが多く、この状態が3周期以上続くと「月経後期」 といって2~3ヵ月に一度しかこないこともあります。

■頻発月経
 月に何度か月経があることを「頻発月経」といい、24日以内にやってくる間隔が 短い生理の事をいいます。

■過多月経
 月経の量が多すぎる・出血の期間が長くだらだらと7日以上続くなど、月経量が多 く、凝血が混じることもあります。

■過小月経
 月経の量が少なく、著しいと滴下するくらいの微量しかないこともあります。



薬剤師青木からのメッセージ

毎月毎月同じ日数で生理が来なければ、生理不順の可能性があります。
28日周期がベストとされていますが、30日でも35日でも毎月同じ日数で月経が来ていれば生理不順とは言えません。
逆に日数がきちっとしていても20日ぐらいとか、早いペースでくるのは生理不順です。

生理不順の漢方的原因は、下記の漢方考察を参考にしてください。

現代医学ではホルモンの異常や乱れによって生理不順が起こるとされていますが、そのホルモンに影響鵜を与える原因がおおもとにあるのです。
ホルモンが乱れているからといってホルモンを投与すればいいというものではありません。
体の中で周期バランスが整うように、体質の問題をキレイにすることによっておのずとホルモンは整ってくるようにできているのです。
これが自律神経・ホルモン・血のバランスの漢方の考え方です。

例えば多いのは「血虚お血」です。
血虚とは血の潤いの不足、お血は末梢粘膜での流れが悪い・滞りがある。
女性は周期が安定してこそ、体だけでなく気分も安定するようにできているのです。

不妊でなく生理不順だけの相談もあります。
漢方で安定させて、体も気分も軽くなってください。
症例も参考にしてください。


治療実績【生理不順】

生理不順(不規則)               40代 女性

生理不順・生理痛・頭痛・むくみ         40才 女性