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ヤギ科の動物のつのを漢方では「レイヨウカク」「羚羊角」と言います。
日本ではカモシカ・ニホンカモシカの角を平安の昔から使っていたようです。
江戸時代の本草学者・小野蘭山は「本草綱目啓蒙」で国産はないとしています。
その形状を
「経一寸ばかり、長さ一尺ばかり、直にして末は少しそれり。色白くして微黄を帯び、十七節ありて竹筍の皮を去りたるが如し。松二寸ばかりには節なし。この角の外に二分ばかりは透明なり。内に大心あり木のごとし。」
とし、角の先の方はハンガーのようにカーブしていなければなりません。
もともとレイヨウというのはウシ科の大部分の種を指す言葉で、すべて含むと100種類近くの動物の角になってしまいます。
カモシカの角もそれなりに効くけれど、サイガ・タタリカの角が薬効が優れているとしています。
頭にのぼせてくるものにはほとんど効果があります。
高血圧・耳鳴り・イライラ・頭痛・不眠症・ヒステリー
羚羊角には「熄風・そくふう」の効果があり、悪い気がのぼせ
て熱化したものを冷ます力があります。
ほぼ反対の作用に、鹿の角(つの)があります。
同じ動物の角なのですが、陽気を持ち上げる効果があります。
鹿の角の事を「鹿茸・ろくじょう」といい、雄鹿のまだ角化していない幼角を乾燥したもので、その気味は「甘鹹温・かんかんおん」です。
神農本草経には、腎の陽気を補い働きを良くする「補陽薬」に分類されています。
漢方では、腎には陰陽があり(腎陰と腎陽)、腎陽の事を別名「命門の火・めいもんのひ」といい、腎陰のことを別名「腎水・じんすい」と言います。
この二つが生命活動・生殖活動の基本となっています。
鹿茸には内分泌系・神経系の働きを良くしたり、性腺刺激ホルモン用作用で生殖機能を改善したり、男性ホルモン・女性ホルモンを活性化する働きがあります。
また潰瘍や傷口の再生を助けたり、赤血球・ヘモグロビンを賛成したりする働きもあります。
そして何より、流産防止に働くのです。
妊娠中の出血による流産を予防し安泰を助けます。
アオキ薬局ではみなさん流産防止に、スペシャル漢方(調合した苦いお茶)と鹿の角を飲まれて、とてもいい結果が出ています。